いすゞ自動車、中国に合弁2社を設立

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いすゞ自動車は28日、中国合弁パートナーの慶鈴汽車グループ(以下、慶鈴)との間で、重慶に新しい合弁会社2社を設立すると発表した。

今回の発表は、同社の中期経営計画に基づくもの。合弁会社は2社が設立され、それぞれが車両開発、車両コンポーネントの製造・購買・輸出を担当する。世界最大の商用車市場である中国での商用車事業の強化と、大型商用車のグローバル競争力の強化が目的だ。

いすゞによると、ここ数年、中国の商用車市場は急速に拡大。大型商用車の需要は2010年に100万台を超え、世界最大の商用車市場になった。いすゞは2001年4月、中・大型トラックの現地生産を開始している。

合弁会社の1社の車両開発合弁会社では、パートナーの慶鈴と次世代大型車の共同開発を促進。慶鈴や中国の部品サプライヤーと協業しながら、市場ニーズに適合し、高いコストパフォーマンスを備えた次世代大型車を迅速に開発する。

もう1社の製造・購買・輸出合弁会社では、大型エンジンの主要部品を国産化することで、低コスト化を推進。慶鈴へ供給するとともに、日本が必要とする車両コンポーネントやエンジン部品の現地調達といすゞへの供給を通じて、大型商用車のグローバル競争力強化を目指す。

いすゞは、「中国の極めて大きな需要と、いすゞブランドの強みを活かし、中国における大型商用車事業を強化する」と述べている。

《森脇稔》

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