東大と川重など、ボーイングと製造技術に関する共同研究を開始

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ボーイング・787 ANA仕様
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ボーイングと三菱重工業、川崎重工業、富士重工業は28日、東京大学生産技術研究所(東大生研)と製造技術に関する共同研究を開始することを発表した。

また、産学連携の新たな枠組みであるコンソーシアムの設立に向けた協議を実施することにも合意、覚書を締結した。

共同研究は、2012年より東大生研の下で開始し、当初はチタニウム、アルミニウム、複合材の切削加工に関する技術開発に取り組み、コンソーシアム設立後は、製造技術に関わるより多様な研究開発を行う予定。

東大生研と参加企業は、今後コンソーシアムの設立に向けて詳細を決定するが、まずは5年間規模での活動とし、参加企業による出資の他、政府機関公募事業への参加による資金調達も含め、検討を進めていく。

なお、研究項目の詳細は東大生研と参加企業が共同で決定し、業界が直面する製造技術に関わる共通の重要問題に取り組む。研究開発作業は、東大生研の教授陣が主導し、主にその技術スタッフが実務を担当、参加企業も各研究開発を支援する。

今回の合意で、参加企業の有する航空宇宙業界における専門製造技術力、東大生研の研究能力が調和、一体化。コンソーシアムの設立後は、航空宇宙分野に限らず、日本の製造業全体の活性化も視野に入れ、将来的には幅広い業界の企業各社に参加を呼び掛けていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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