三菱自とPSAプジョーシトロエン、ロシア工場での本格生産を開始

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プジョー・408(参考画像)
プジョー・408(参考画像) 全 5 枚 拡大写真

三菱自動車とPSAプジョー・シトロエン社は4日、ロシア・カルーガ州にある両社合弁による車両組立工場(PCMA Rus)で、CKD(コンプリート・ノックダウン)による本格生産の開始を祝う式典を行った。

PCMA Rus工場では、2010年4月よりSKD(セミ・ノックダウン)生産を開始。これまでの間、プジョー『308』『4007』、シトロエン『C4』『Cクロッサー』、三菱『アウトランダー』の組立て、約9万9000台を行ってきた。

本格生産は、まず7月にプジョー『408』から開始し、11月には三菱自動車の新型SUV アウトランダーの生産も開始する。その後、シトロエンブランド車両の生産も順次開始する予定。

PSA監査役会のティエリー・プジョー議長は「ロシア市場には、自動車メーカーが大きな成長を遂げるためのチャンスがある。今回の本格生産の開始により、当社はロシア向け車両生産能力を大幅に拡大することができる」とコメントした。

また、三菱自動車の西岡喬会長は「今回の現地生産では、PSAとシナジー効果を発揮することで、事業効率の向上、事業規模の拡大が可能となる。今後も需要拡大が見込まれるロシア市場での現地生産により、私たちは市場ニーズにマッチした高品質で魅力ある商品を供給する体制を確保したい」と語った。

ロシアにおけるPSAの2011年暦年販売台数は前年比35%増。また、販売エリアの拡大も着実に進んでおり、現在ではロシア全土の約90%をカバーしている。同社は、今年中に新型車6車種を投入する予定で、さらなる拡販を目指す。

三菱自動車のロシアにおける2011年暦年販売台数は前年比63%増。引き続き2012年についても、新型アウトランダーの投入を柱として躍進を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

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