脱法ハーブ吸引と酩酊を発端とした13台の多重衝突、被告は起訴事実認める

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今年3月、沖縄県那覇市内で脱法ハーブを吸引後にクルマを運転し、13台が関係する多重衝突で4人に重軽傷を負わせたとして、自動車運転過失傷害罪に問われた23歳の男に対する初公判が2日、那覇地裁で開かれた。男は起訴事実を認めている。

問題の事故は2012年3月30日の午後5時ごろ発生している。那覇市おもろまち4丁目付近の県道(片側2車線の直線区間)で、渋滞中の車列の間を突き抜けるように乗用車が暴走。衝突や接触を繰り返し、13台が関係する多重衝突に発展。事故直後には11人が重軽傷を負った。

暴走車を運転していた同市内に在住する23歳の男は酩酊状態。アルコール分も検出されたが、後の調べで運転前に脱法ハーブを吸引していたことも判明した。検察では男による被害が明確な4人ついて事件として扱うこととなり、自動車運転過失傷害罪で起訴していた。

2日に開かれた初公判で被告の男は起訴事実を認めた。続いて行われた冒頭陳述で検察側は男が事故の約9か月前から脱法ハーブ吸引を始めていたと指摘。事故直前には週2-3回のペースで購入し、高頻度で吸引していたことも明らかにしている。

《石田真一》

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