トヨタ自動車の豊田章男社長は6日に生産子会社のトヨタ自動車九州でラインオフした新型レクサス『ES』について、「スピンドルグリルとともに今回ハイブリッドを追加して、内装外観ともにレクサスカムバックという感じの象徴になるクルマとして期待している」と述べた。
さらに「ESはレクサスがアメリカで初めて立ち上がった時から、ラインアップにあった車。いわばレクサス事業を、ずっとど真ん中のスタープレーヤーとして支えてくれた名選手と思う」とも述べた。
また日本市場に投入計画のないESを国内で生産する意義について豊田社長は「レクサスというのは色んな意味で日本の匠の技術、技能というものが加味されて初めて商品となる。こういうものだからこそ日本発でというところにこだわっていきたい」と強調した。
新型レクサスESは月間1万台の販売を計画。このうちの半数を米国、3割を中国で販売するとしている。またハイブリッドモデルの販売比率は2割を見込んでいるという。