アジア・パシフィック日産木村社長「ダットサンは市場のないところに出る」

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ダットサン各車
ダットサン各車 全 3 枚 拡大写真
日産自動車のASEAN(東南アジア諸国連合)地域などを統括するアジア・パシフィック日産自動車の木村隆之社長は9日、横浜市の日産グローバル本社で記者会見し、エントリーブランドの「ダットサン」の事業方針などを説明した。

ロシアなどで2014年に立ち上げるダットサンは、ASEANではインドネシアで市場投入する。木村社長はダットサンを「1万米ドル前後」の価格で販売する方針を示したうえで、「インドネシアでは現在、その価格帯の車はなく、ダットサンで掘り起こすことになる」と述べた。

ダットサンは、同国政府が現在立案している乗用車普及政策「グリーンカー・プログラム」に適合したモデルとする計画であり、同政策に沿った燃費性能や価格に設定される。木村社長は、11年度に91万台だったインドネシアの新車市場は、「グリーンカー・プログラム」によって「近い将来、150万台規模になるのではないか」との見通しを述べ、ダットサンの商機に期待を表明した。

日産は16年度までの中期計画で、ASEAN地域の販売を10年度の15万台から50万台に拡大し、販売シェアは6%から15%に引き上げる方針。実現には同地域の中核市場であるタイとインドネシアの事業強化が課題となっている。

《池原照雄》

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