横浜ゴム、リチウムイオン電池パック接着剤を開発

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横浜ゴム・フラッシュONE/FE1-120
横浜ゴム・フラッシュONE/FE1-120 全 1 枚 拡大写真

横浜ゴムは、難燃性、接着信頼性の規格に適合し、REACH(欧州化学物質規制)対応した電池パック向け接着剤「フラッシュONE/FE1-120」を開発した。難燃性が求められる製品の組み立てに幅広く使用できることから、今後は自動車、住宅向け電池分野でも展開していく。

新製品は一成分形速硬化型弾性接着剤「フラッシュONE」の新グレードで、携帯電話やデジタルカメラなどのバッテリーとして使われるリチウムイオン電池パック向け接着剤。高い難燃性や接着信頼性を確保し、有機スズフリーでREACH対応も完了している。

FE1-120は、主成分であるシリル基含有樹脂に独自の配合技術を加えることで、難燃性が高く、発火の懸念があるアーク部位近くにも使用できる。シロキサンフリーのため接点不良が懸念される部位でも使用可能で、低アウトガスのため、セルを被覆する熱収縮チューブを侵食しないなどの特長を持つ。

様々な部位に使用可能で、従来、部位ごとに異なった接着剤を使用する必要のあったリチウムイオン電池パックの組み立て作業の簡素化も実現する。

すでに国内の大手電機メーカーから評価を受けており、年内の量産開始を予定している。

《レスポンス編集部》

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