【日産 エクストレイル 試乗】本物の道具感が嬉しいベースモデル…島崎七生人

試乗記 国産車
日産 エクストレイル 20Xtt(4WD)
日産 エクストレイル 20Xtt(4WD) 全 6 枚 拡大写真

先ごろ限定車もリリースした日産『エクストレイル』。スマートなSUVが台頭する昨今ながら、改めてベース車に乗ってみると、このクルマが“本物の道具”であることがわかり嬉しくなった。

とりわけ普段使いの心地よさが秀逸。試乗車は2リッター・4WDの「20X」だったが、17インチのM+Sタイヤを履く足回りが、タプッ!と心地いい乗り味を提供してくれるのが何といってもいい。

ステアリングもやや重めながら、なめらかなタッチだ。シート(前席)もサイズ、クッションの厚み等申し分ない。2リッター・ガソリンエンジン+CVTの組み合わせも、動力性能が十分なうえ、想像以上に自然。低速で思い通りジワッと発進させられるのは、このタイプの4WDには大事なことだ。

視界、見切りのよさもポイントで、1790mmの全幅を持て余すことはない。 全体にソフトパッドを用いたインパネの質感は上々で、インパネ、センターコンソールと豊富にカップホルダーを用意。“引き出し”も備えるラゲッジスペースは、さまざまな用途に対応してくれ、もちろんスペース(容量)も広く(大きく)使い勝手がいい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より『GOLD CARトップ・ニューカー速報』の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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