メルセデス・ベンツ日本は、プレミアムコンパクトSUV『GLK』をマイナーチェンジし、発売を開始した。
今回の変更ポイントは大きく3つあると、同社商品企画・マーケティング部の江上浩史さん。「エクステリアとインテリアの上質さの向上がポイントのひとつ。次に、エンジンが最新世代の3.5リットルV6エンジンになりました。最後に、魅力的な価格設定」だとした。
そのエンジンは、「このセグメントにおいて、かなりパワフルなエンジンになりましたので、クラストップレベルの出力と、同時に、低燃費、環境性能も考えているというところが大きな変化です」という(3.5リットルV6直噴エンジンを搭載。最高出力306ps、最大トルク370Nmを発生)。
そして、価格については、「599万円からとしました。このエンジンでこの価格は破格ではないかとよく言われますが、装備を落とすことなく実現しました」と胸を張る。しかも、「ユーロ安などの為替の影響ではなく、あくまでもマーケティングと本社との折衝の中で、GLKはこの価格で、もっとユーザーを増やしたいという戦略のもとでの設定なのです」と語る。
そのGLKを購入するユーザーは、「ライフスタイルを重視する30代から40代の方々が購入しています。普通のセダンやステーションワゴンでは飽き足らず、自転車を趣味としていたり、スポーツをしていたりという方々がメインになっています」と話す。
更に、「都市部に住む小家族の方々も、Cクラスセダンより全長が短いことから、コンパクトだという理由で購入されています」。そういったユーザーは、「細い道や駐車場の制限があるなどで、GLKのスペックを見て、あ、これはいいということで選んでおり、かなり大きなウエイトを占めています」と述べる。また、「雪道でどうしても4MATICが必要な方々もコンパクトなSUVではメルセデスの中では一番小さく、リーズナブルなので、GLKが選択されています」と語った。