19日、ホンダが新型『CR-V』のドアラッチに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。このリコールが、米国にも波及している。
これは、ホンダの米国法人、アメリカンホンダモーターが公表したもの。米国では、CR-Vは人気車種だけに、新型のリコール台数は日本の16倍の約16万6000台へ拡大した。
さらに、このリコールは高級車ブランド、アキュラの新型コンパクトセダン、『ILX』の約6200台も対象に。ILXは新型『シビック』のアキュラ版で、米国では2013年モデルとして発売されたばかり。CR-Vと合わせて、米国では17万2200台がリコールされる。
今回のリコールは、運転席側ドアの室内ドアハンドルとドアラッチをつなぐケーブルを取り付ける切り欠き位置が不適切なことが要因。ホンダによると、ドアを開く操作とドアロック操作を同時に行うと、ケーブルがたわんでドアラッチが半掛かりとなり、ドアが開くおそれがあるという。
アメリカンホンダモーターは、「交換部品が用意できる8月半ばから、リコール作業に着手する」と説明している。