【メルセデスベンツ GLK マイナーチェンジ】75馬力アップでも燃費30%向上

自動車 ニューモデル 新型車
メルセデスベンツ・GLK(AMGスポーツパッケージ)
メルセデスベンツ・GLK(AMGスポーツパッケージ) 全 6 枚 拡大写真

メルセデスベンツ日本から発売が開始された、新型『GLK』は新世代3.5リットルエンジンを搭載し、クラストップレベルの動力性能と環境性能を誇っている。

「実際に乗ってみると、乗り心地は乗用車並みの快適さを保ちつつ、オフロードやコーナリング時、雨天時には、4MATICが発揮され、その強さがよくわかります」とは、同社商品企画・マーケティング部の江上浩史さんの弁。

「日常で使ってもらうときに、目線の高さやコンパクトなボディサイズ、そして、最小回転半径はクラストップレベルなので、街中での取り回しが非常に良いというところが、大きな特徴だと思います」といい、多くのユーザーが都会で使用していることも、この取り回しのしやすさに一因があるという。

また、今回はエンジンが3.5リットルになりパワーも306ps(従来比+75ps)、トルクは370Nm(従来比+70Nm)となった。「エンジンはかなりグレードアップしています。その上燃費性能は30%以上向上しているのです」とその出来に自信を見せる。見込値だと前置きをするが、「先代モデルが9km/L前後に対して、12km/L前後です。3リッターから3.5リッターにグレードアップしているにもかかわらず、燃費性能、環境性能が向上しているということは、逆にエンジン排気量をアップしたデメリットが無いということです」。

江上さんは最後に、「メルセデスのコンパクトモデルの中で、4MATICモデルは現在ニーズなどの関係でGLK以外ラインナップにありません。ぜひ『Cクラス』や他のコンパクトセダンやステーションワゴンで、4MATICを好まれる方はGLKを検討してもらいたいです」とし、「ラゲッジスペースも申し分ないので、本当に都市部での取り回しは必要にして十分です」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  2. 「リアウィンドウがない」のが斬新と評価! ポールスター『4』がデザイン賞の最高賞に
  3. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  5. コルベット史上最強の「ZR1X」、60年ぶりマット塗装の限定車は約3575万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る