ノキアの第2四半期決算、大幅減集で赤字拡大

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 フィンランドのノキアは19日(現地時間)、2012年第2四半期(4~6月)の決算を発表した。モバイル端末の販売不振の影響で売り上げが大幅に低下、赤字が拡大した。

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 売り上げは75億4,200万ユーロで前年同期から19%減少した。純損失は14億1,000万ユーロで、前年同期の3億6,800万ユーロの4倍近くまで拡大した。アナリストによる事前の予想では損失は6億4110万ユーロで、これも大幅に上回った。

 モバイル端末全体の出荷台数は5%減少し、平均価格も低下した。Symbian端末を含むスマートフォンの出荷台数は39%も低下した。ただし、Windows Phoneの出荷台数は400万台と好調。また、従来タイプのフィーチャーフォンの出荷台数も2%増加した

 同社は慢性的な赤字に陥っており、これまでに何度かリストラを実施しているが効果は上がっていない。2013年末までにさらに最大1万人の従業員を削減するリストラ策を発表している。ただし、同社の現金保有が予想より多かったことや、Windows Phoneの販売が好調なことから決算発表後に株価は上昇している。

ノキアの2012年第2四半期決算……大幅減集で赤字拡大

《山田 正昭@RBB TODAY》

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