中国の自動車大手、第一汽車は7月20日、トヨタ自動車との中国合弁、一汽トヨタの2012年上半期(1‐6月)の新車販売台数を発表した。総販売台数は29万台。前年同期比は37%の大幅増を記録した。
上半期の車種別販売実績では、『カローラ』シリーズが前年同月比38%増の15万6000台と牽引。『RAV4』は6万台を売り上げ、前年同期比は52%増と大きく伸びた。『レイツ』(日本名:『マークX』)は、43%増の3万5000台だ。
中国自動車工業会の発表によると、2012年上半期の中国新車販売の伸び率は、前年同期比2.9%。昨年の東日本大震災後の減産の反動増という側面はあるものの、一汽トヨタの37%もの伸び率は、市場全体の伸びを大きく上回る。
一汽トヨタは、「上半期にこれほどまでの成長は予想していなかった。29万台という販売台数は、素晴らしい結果」とコメント。下半期(7‐12月)の販売にも、自信が持てるとしている。