【F1 ドイツGP】アロンソ3勝目、可夢偉4位入賞

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
F1 ドイツGP(2012年)
F1 ドイツGP(2012年) 全 6 枚 拡大写真
ドイツGPはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がセバスチャン・ベッテル(レッドブル)とジェンソン・バトン(マクラーレン)を振り切って優勝し、ドライバーズポイントのリードをさらに拡大した。

レース中、アロンソが圧倒的リードを保つことは一度もなかったが、レッドブルとマクラーレンの攻勢を必要最低限の力でかわし続けた。フィニッシュが近づくとベッテルとバトンの間にバトルが発生したこともアロンソに有利に働いた。前回シルバーストーンの優勝者ウェーバーが今回は8位と振るわなかったため、アロンソのドライバーズポイント差は34ポイントに拡大している。

バトンは序盤にミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)とニコ・ヒュルケンベルク(フォースインディア)をパスし、ベッテルがルイス・ハミルトン(マクラーレン)を周回遅れにした頃にはトップ2を視野に捉えていた。

レース終盤になるとベッテルがバトンに対して攻勢に出た。レースは1周を残したヘアピンでベッテルが外側から仕掛け、ランオフエリアを使って前に出た。バトンはこのバトルによって惜しくも3位になったが、4月の中国GP以来となる久しぶりの表彰台となった。

しかし、レース後の審議で、バトンに対するベッテルのオーバーテイクが20秒加算のペナルティとなり、2位入賞から一転、5位に降格! これによってバトンは2位。以下、順位に変動が生じて、キミ・ライコネンが3位、レースペースとタイヤを上手に使い切った小林可夢偉が4位入賞で自己ベスト記録を更新した。ベッテルはレース後に5位となり、セルジオ・ペレスが6位。ザウバーは久々のダブル入賞を果たした。

リタイアは、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)のみ。スタート直後のクラッシュに遭遇したハミルトンは恐らく破片を拾ってパンクを拾って大きくポジションを落とし、周回遅れとなった。最終的にはレースからリタイアしている。

Rd.10 ドイツGPリザルト(確定リザルト)

1: アロンソ(フェラーリ)
2: バトン(マクラーレン)
3: ライコネン(ロータス)
4: 小林(ザウバー)
5: ベッテル(レッドブル)
6: ペレス(ザウバー)
7: シューマッハ(メルセデスAMG)
8: ウェーバー(レッドブル)
9: ヒュルケンベルク(フォースインディア)
10: ロズベルグ(メルセデスAMG)

11: ディレスタ(フォースインディア)
12: リチャルド(トーロロッソ)
13: マッサ(フェラーリ)
14: ベルニュ(トーロロッソ)
15: マルドナド(ウィリアムズ)
16: ペトロフ(ケータハム)
17: セナ(ウィリアムズ)
18: グロージャン(ロータス)
19: コバライネン(ケータハム)
20: ピック(マルシャ)
21: デラロサ(HRT)
22: グロック(マルシャ)
23: カーティケヤン(HRT)

ファステストラップ: シューマッハ 1'18.275

DNF/リタイア 周回
ハミルトン(マクラーレン) 58

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 【プジョー 3008 新型試乗】全身鋼のような硬さに満ち溢れる。これが新時代のプジョーか…中村孝仁
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. ルノー日産三菱、仏ドゥエー工場でEV共同プロジェクト推進…次期『エクリプス クロス』開発・生産へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る