フォードモーターは23日、トルコのコジャエリ工場において、フォード『トランジット カスタム』と『トルネオ カスタム』の生産を開始した。
トランジット カスタムは、フォードが欧州市場で販売している商用車、『トランジット』(米国向けとは別モデル)のモデルチェンジ版。これにリアシートを追加して、乗用ミニバンとしたのが、トルネオ カスタムだ。
商用車のトランジット カスタムには、最大積載量1t仕様をはじめ、2種類のホイールベースなど、ワイドなバリエーションを用意。乗用ミニバンのトルネオ カスタムには、最大8名が乗車できる仕様が設定される。
エンジンは、「デュラトルクTDCi」と呼ばれる2.2リットル直列4気筒ターボディーゼル。最大出力は100ps、125ps、155psの3種類がそろう。トランスミッションは6速MT、駆動方式はFFのみとなる。
今回、トルコのコジャエリ工場で生産がスタートした両車は、年内に欧州で発売される予定。将来、アジア市場への投入も計画中だ。
欧州フォードのステファン・オデル会長兼CEOは、「このスタイリッシュでモダンな新型は、商用ユース、乗用ユースの両面で顧客に支持されるだろう」と述べている。