古河電工、EVなどを用いた電力ピークシフトの実証実験を開始

エコカー EV
スマートエネルギーシステムの構成図
スマートエネルギーシステムの構成図 全 2 枚 拡大写真

古河電気工業は、電気自動車(EV)および定置型の蓄電池を用いて日中の電力ピークを抑える実証実験を、2012年8月1日から2013年3月末まで、神奈川県海老名市の産業技術センターで行う。

今回の実証実験は、神奈川県環境農政局新エネルギー・温暖化対策部蓄電推進課より公告された「スマートエネルギーシステム導入推進実証調査業務委託」の受注にともなうもの。

実験に使用するシステムは、PCS(交流電力変換装置)、リチウム蓄電池、EV-PCS(EVへの充放電を行うPCS)、見える化システムおよびEMSで構成。従来、EVを蓄電池と見立てて放電する時は、系統(商用交流ライン)から切り離していたが、今回は系統と接続した状態で放電し、かつ複数の蓄電池をコントロールする業界初の実証実験となる。

古河電工は、システムの全体設計や、複数のPCSをコントロールする通信プロトコル、消費電力や放電量を可視化するソフトウェア、消費電力量に応じて複数のPCSから放電させるEMSソフトウェアを開発。同事業において2013年度に3億円の売り上げを見込む。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. 「まさにアメリカンスポーツの最高到達点」1000馬力越えの『コルベット』にSNSも注目!コスパ最強ハイパーカー誕生か
  5. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る