最新タブレット、SNSクチコミではkindleが注目

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タブレット端末、および電子書籍リーダー端末のクチコミ数推移(日別)
タブレット端末、および電子書籍リーダー端末のクチコミ数推移(日別) 全 5 枚 拡大写真

 ニールセンは27日、2012年6月に新しく発表されたタブレット端末、および電子書籍リーダー端末の4機種について、ソーシャルメディア分析サービス「BuzzMetrics」のデータからクチコミおよびその内容を分析した結果を発表した。

 対象となったのは、「Amazon Kindle」「楽天kobo」「Google Nexus 7」「Microsoft Surface」の4機種。いずれもソーシャルメディア上でクチコミ数が5,000件を超えた機種となっている。

 まず6月1日~7月10日の期間中、クチコミ数が一番多かったのはAmazon kindleだった。6月26日に「日本で近日発売される」という報道が出たため、1日で4,000件近く書き込みが発生した。電子書籍リーダー端末では、楽天kobo touchで、1,500件程度のクチコミが発生。同時に端末の予約も開始され、一日に平均して500件程度の書き込みが持続している。Google Nexus 7は、米Google社が台湾のASUS社からのOEM提供端末を自社ブランドで販売する7インチタブレット端末、Microsoft Surfaceは、Microsoft社がハードまで管理し販売する初めてのタブレット端末だが、ともに日本では販売の見込みがまだ発表されていないことから、クチコミ数は発表時に一時的に盛り上がったのみで、その後2、3日程度で終息した。

 次に、「買った、予約した」という購買行動、もしくは「欲しい、買いたい」という購入意欲を表す言葉がともに書かれている割合を分析(発表日から7日間を集計)。いずれも未発売の商品だったため、購買意欲が書かれているクチコミの割合は、5%以下と低かったが、電子書籍リーダー端末とタブレット端末では、購買意欲が書かれたクチコミ比率に2倍近い差が見られた。

 さらに購入意欲が書かれた記事について「欲しい、買いたい」と思ったときに、「ハード」「ソフト(コンテンツ)」「価格」「目的・オケイジョン」「通信」のどの項目を意識したかを分析。結果として、iPad, Surfaceはハード、Nexusは価格、電子書籍リーダーは価格、コンテンツの割合が高かった。Surfaceはハード面(特にキーボード)の評価が高く、カラフルなボディに関してのクチコミもみられた。またソフト(OS=windows8)についてのクチコミ割合が高かった。

 そして、購入意欲のあるクチコミのなかで他にどの端末を想起しているのかを探るために、購入意欲と同じ文脈で書かれた他の端末のクチコミ数を調査したところ、いずれも「iPad」の想起率が高かった。機種別では、kindleはNexus 7と多く語られ3.7%、SurfaceはUltrabookと語られる割合が1.8%と高かった。

最新タブレット端末、ソーシャルメディアのクチコミでは「kindle」が注目株

《冨岡晶@RBB TODAY》

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