ダイムラーと日本財団、東北復興のリーダー育成に奨学金を授与

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ダイムラー、日本財団代表者(後列)と奨学生(前列)
ダイムラー、日本財団代表者(後列)と奨学生(前列) 全 2 枚 拡大写真

独ダイムラー社ならびに日本財団は、グロービス経営大学院仙台校に設置した、「ダイムラー・日本財団 イノベーティブリーダー基金」の第1期「イノベーティブ奨学金」授与者8人を選出した。

ダイムラー・日本財団イノベーティブリーダー基金は、東日本大震災に罹災した地域の創造と変革を担うリーダーの育成を目的として2012年4月に設置。具体的には、グロービス経営大学院仙台校に学ぶ岩手・宮城・福島在住の学生への奨学金「イノベーティブ奨学金」、ならびに、当該学生による東北地方での新規事業のスタート資金「スタートアップ基金」により構成。基金設置期間の2012年4月から2015年3月までの3年間で、被災地に100人以上のビジネスリーダーを輩出することと、優れた新規事業15〜20件に資金助成し、被災地での雇用創出に貢献することを目指しており、事業規模は総額2億円程度となる見込み。

今回、選出された8人は、いずれも東北各県における復興・再創造の旗印ともいえる存在で、被災地での起業を資金やノウハウ面から支援するファンドを組成したMAKOTOの代表理事・竹井智宏氏、福島・いわき駅前に復興飲食街を開設した夜明け市場社長の鈴木賢治氏ほか、非常に多彩な顔ぶれとなっている。

7月29日、同学仙台校キャンパスで行われた授与式には、ダイムラー社副社長のカール・デッペン氏、日本財団常務理事の佐藤英夫氏らが出席。デッペン氏は、「東北の皆さんは、この地の復旧・復興に向け、大変な苦労を払われた。2011年が“復旧”の年とすれば、2012年は“再創造”の年。この奨学金が、起業家・リーダーの皆さんの“東北の魂”を喚起し、新しい東北を生む一助となることを信じている」との祝辞を贈った。

《纐纈敏也@DAYS》

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