【クラリオン NX502 インプレ前編】「誰と行く?」「今が旬!」検索でドライブがもっと楽しく

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
地図や検索用データベースには昭文社の『マップルナビ4』を採用。
地図や検索用データベースには昭文社の『マップルナビ4』を採用。 全 12 枚 拡大写真

ポータブル型ナビ並の身近な価格を実現しながら、AV一体型ナビの魅力を兼ね備えたモデル、それがクラリオン『NX502』だ。本機は紙地図で有名な昭文社の子会社が提供する「マップルナビ3」を搭載して好評だった『NX501』の後継モデルで、7月現在で最新の「マップルナビ4」を搭載する唯一のモデルでもある。

◆マップルナビ4の目玉「誰と行く?」「今が旬!」

「マップルナビ3」との大きな違いは、「誰と行く?」検索と、「今が旬!」検索が新たに追加されたことだ。

「誰と行く?」検索は、家族やカップル、女性おひとりさまなど、出かけるメンバーに合わせたお出かけ先を提案してくれるというもの。用意したのは家族、カップルの他、シニア、女性(グループ)、女性(おひとりさま)、男性の全6種類。たとえば、エリアを選んだ後、家族と一緒に行く時と、カップルで行く時とでは検索される対象施設が異なってくる。「食べる」で検索すれば、家族なら団らんしやすい広めのお店などを探すが、カップルなら雰囲気を重視した店などをリストアップするといった具合だ。男性で「遊ぶ・観る」を選ぶと、史跡や博物館などマニア心をくすぐるスポットが選ばれるというのも面白い。

◆ガイドブック約100冊分の情報を網羅

「今が旬!」検索は、目的地エリアごとに旬なものを紹介してくれる機能。エリアを選んだ後、「見ごろの花」「季節の魚」「味覚狩り」の3つのカテゴリーから選ぶ。試しに、7月に見ごろを迎える花を箱根で見たいとして検索してみた。エリアで「伊豆・箱根」を選んで、「見ごろの花」を選択。すると箱根界隈のアジサイが咲いているスポットが紹介された。カーナビ内のカレンダー機能がリンクしているので季節の入力は不要で、それぞれの情報にはどんなスポットなのかも解説されている。せっかく現地へ出掛け、季節ならではの味わいを見逃すってこともなくなるわけだ。

この情報の元になっているガイドブック機能は「マップルナビ3」と同様に約100冊分を収録し、。約8万件のスポット、約12万枚の画像の中から、行きたい場所を探すことができる。全国268ものドライブコースからスポットが選べる「ベストドライブ検索」を使えば、とくに具体的なプランがなくても出掛けられる。さらに「自宅へ帰る」ボタンを押して帰宅ルートを検索すれば、今いるエリア周辺のお土産情報を表示。うっかりお土産を買わずに帰ってしまうこともない。この「いざ!」という時の役立ち度に優れるのがこのソフトのイイところだ。

◆信頼性の高い「ぬけみち」情報

さらに見逃せないのは「ぬけみち」機能をより使いやすくしていることだ。「ぬけみち」情報は、昭文社が永年に渡ってプロドライバーに独自取材して収集してきたもので、この情報を使うことでよりスムーズなルートを選べるメリットがある。NX502ではクルマの動きが遅くなったことを検知すると、自動的に「ぬけみち」ボタンを点滅させる。これを押せば即座に「ぬけみち」情報を使ったルートに変更できるようになったのだ。しかも収録情報は全国47都道府県主要部をカバー。NX502にはVICSなどの渋滞表示機能を備えていないが、このアシスト機能によって渋滞を避けることができるというわけだ。

さいたま市周辺でこの機能を体験してみたが、渋滞にはまると画面右側に「ぬけみち」のアイコンが点滅し始めた。このボタンを押すとほぼ瞬時に「ぬけみち」を使った新ルートでの案内に切り換えた。選んだ道路は狭めの道ではあったが、流れ自体はスムーズ。あくまで渋滞に遭遇した時の“対処療法”的な形になるが、永年の経験に基づく「ぬけみち」利用だけに信頼性は高いものと見られる。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る