マツダが発表した2012年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、経常損益が89億円の赤字となった。前年同期の258億円から約1/3に赤字幅は縮小した。
主要市場での販売台数は、国内では『CX-5』の好調な販売に加え、東日本大震災の影響からの反転もあり、同43.5%増の5万1000台となった。海外では、北米は米国での好調な販売を継続し、同4.2%増の9万台。欧州は信用不安の影響もあり、同1.4%減の4万4000台。また、中国は競争激化などの影響により同12.4%減の4万6000台、その他地域は同10.3%増の6万9000台となった。
グローバル販売台数は、同6.5%増の30万台となった。この結果、売上高は同24.1%増の5066億円と大幅増収となった。
収益では、台数・構成の改善やコスト改善などにより、営業損益では18億円の黒字を確保したものの、経常損益では89億円、当期損益では65億円の赤字となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。