マツダ尾崎副社長、あらゆる領域でコスト改善追求

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マツダ 代表取締役副社長執行役員 尾崎清
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マツダの尾崎清副社長は、7月31日の第1四半期決算の発表会見で、為替動向や欧州債務危機など不透明な経営環境に対応するため、「変動費および固定費のコスト領域でさらなる改善をめざす」と強調した。

マツダの2013年3月期・第1四半期業績は『CX-5』のヒットによる販売増で、連結営業利益は18億円となり、前年同期の赤字から黒字に転換した。通期純利益での黒字転換に向け、「順調なスタート」(尾崎副社長)となったものの、足元の為替相場は第1四半期を上回る円高となっている。

このため、尾崎副社長はコスト改善の強化を第2四半期以降の経営課題に掲げた。具体的な取り組みとしては、国内外で受注が好調なCX-5の増産対応を、人員をあまり増やさずに進めるとともに、販売面では上級グレードの比率を高めるよう努めるという。

年内には日本と欧州で、新型『アテンザ』(マツダ6)の市場投入を図る。尾崎副社長は「固定費では新型車効果による販売促進費の抑制なども進め、あらゆる領域でのコスト改善を進めたい」と語った。

《池原照雄》

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