マクラーレンが約1ヶ月のサマーブレイクを利用してダブルDRSの開発を進めているという。
実際にマクラーレンは今年の早い時期から、DRS作動時にフロントウイングのドラッグを減少させて直線スピードを増す機構、いわゆるダブルDRSの実走テストを繰り返している。作動原理は、2010年にマクラーレンが先鞭をつけたFダクトに類似している。
最近のレースでは金曜日フリー走行でロータスがダブルDRSをテストしている。
サム・マイケル(マクラーレン)のコメントだ。
「実際にレースに使うかどうかはまだわからない。実用化するとなるとそれなりの手間もかかるので、通常のアップグレードの余力を割かなければならないだろう。最近のロータスの例を見てもわかるように、ダブルDRSの実用化は相当な困難を伴うだろう。ただ、何か新機軸があればトライしてみてその効果を評価し、実際に効果があるとなればそれをレースに投入するというのがマクラーレンのやり方だ」