スパイカー、GMを提訴…サーブ経営破綻で賠償請求

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GMの技術が多く採用されているサーブ9-4X
GMの技術が多く採用されているサーブ9-4X 全 1 枚 拡大写真

2011年12月、破産を申請したスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。サーブの元親会社のスパイカー(旧スウェディッシュオートモビル)が、「サーブの経営破綻の原因はGMにある」として、GMを提訴したことが分かった。

これは8月6日、オランダに本拠を置くスパイカーが発表したもの。同社が米国ミシガン州の裁判所に、GMを提訴。30億ドル(約2345億円)の損害賠償を求めていることを明らかにしたのだ。

スパイカーは、なぜGMを提訴したのか。それは、サーブが経営破綻に至った原因にある。GMが中国企業によるサーブの買収計画を妨害したというのが、スパイカーの主張。GMは2011年当時、サーブ車に採用されているGMの技術が中国企業に流出することを懸念して、サーブの中国企業による買収計画に反対。結局、この買収話は破談し、サーブは経営破綻に至った。

スパイカーのビクター・ミューラーCEOは、「GMの違法行為の結果、スパイカーとサーブは大きな損害を被った」とコメントしている。

《森脇稔》

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