ホンダの中国現地法人は8月6日、7月の中国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は5万2045台。前年同月比は1.3%増と6か月連続で前年実績を上回ったものの、前年同月比は5月の91.7%増、6月の84.2%増に対して、大幅に鈍化した。
ホンダの中国合弁には、広州汽車との広汽本田、東風汽車との東風本田の2社がある。7月実績は、広汽本田が2万4378台にとどまり、前年同月比は20.5%減と6か月ぶりに前年実績を割り込む。『アコード』(日本名:『インスパイア』)が販売の中心。
一方、東風本田は7月、2万7667台を販売。前年同月比は33.3%の大幅増で、6か月連続で前年実績を上回った。こちらは、『CR-V』が主力車種だ。
7月の中国新車販売が、前年同月比1.3%の微増にとどまったのは、5‐6月が昨年の東日本大震災後の減産の反動増で伸びたのに対して、7月はそれが落ち着いたためと見られる。
ホンダの2012年1‐7月中国新車販売台数は、前年同期比17.4%増の37万9058台。ホンダは2012年、中国において、前年比2割増の75万台の新車販売を目指している。