最小のMINI、ロケットマン…「市販は当面なし」

モータースポーツ/エンタメ 出版物
MINIロケットマンコンセプト
MINIロケットマンコンセプト 全 2 枚 拡大写真

BMWグループのMINIが、現行MINIのハッチバックよりもひと回り小さいMINIを提案したコンセプトカー、『ロケットマン』。同車が当面は、市販されないことが分かった。

これは8月4日、自動車メディア『Auto Week』のオランダ版が伝えたもの。同メディアのインタビューに応じたBMWグループでMINIブランドを総括するカイ・セグラー副社長は、「MINIロケットマンがすぐに市販されることはないだろう。量産化の検討は長期に及ぶ」と明かしたというのだ。

『ロケットマンコンセプト』は2011年3月、ジュネーブモーターショー11で初公開。全長は3419mmと、MINIハッチバックよりも320mmも短い。1959年に誕生したクラシック『Mini』の全長3050mmを意識したサイズである。

さらにMINIは2012年6月、同車の最新オフィシャル写真を公開。2012年ロンドンオリンピックに協賛するMINIがロケットマンコンセプトにリニューアルを施し、その画像を公開したのだ。それだけに近い将来、市販化の可能性が高いと期待されていた。

それでは、MINIがロケットマンの市販に踏み切れない理由は何か。カイ・セグラー副社長は同メディアに対して、ボディサイズが小さいことによる衝突安全性能の確保の問題、競合車がひしめく激戦区でライバルに対抗する価格を実現するのが困難な点などを、挙げたという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. クラシックな雰囲気が人気! ダムドの『ハイゼット/アトレー』向けカスタムボディキットに新作アイテム3点が登場
  5. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る