交通トラブルの相手をボンネットに乗せ走行、殺人未遂で再逮捕

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クルマのボンネットにしがみついた交通トラブルの相手を振り落とそうと、蛇行運転や急な加減速を繰り返したとして、広島県警は14日、飲酒運転の現行犯で逮捕・起訴されていた58歳の男を殺人未遂容疑で再逮捕した。

広島県警・安佐南署によると、問題の事件は2012年8月3日の午後9時40分ごろ発生している。広島市安佐南区上安付近にある駐車場から市道へ進出しようとしていた乗用車と、市道を進行してきた原付バイクが衝突しかけた。

双方の運転者は現場で口論となったが、クルマは逃走しようとしたため、バイクを運転していた39歳の男性が阻止しようとしたところ、これに構わず突進。男性はクルマのボンネットにしがみつく状態となったが、クルマの運転者は男性を振り落とそうと、約5分間に渡って蛇行運転や急な加減速を繰り返した。

クルマは最終的に停止。通報を受けた同署員がクルマを運転していた58歳の男の酒臭さに気づいてアルコール検知を実施したところ、酒気帯び相当量のアルコール分を検出したことから、道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕。交通トラブルの件でも調べを進めてきた。

警察では「飲酒運転の発覚を恐れての逃走だったとはいえ、継続的に行った乱暴な運転はしがみついた男性を振り落とす意思をもって行われた」と判断。男を殺人未遂容疑で再逮捕した。

調べに対して男は「飲酒運転の発覚はおそれていたが、男性に対する殺意は無かった」と、容疑の一部を否認しているようだ。

《石田真一》

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