中国、レアアース輸出枠を3年ぶりに拡大

自動車 ビジネス 企業動向
ハイブリッド車のモーター用磁石などにレアアースが使用されている
ハイブリッド車のモーター用磁石などにレアアースが使用されている 全 2 枚 拡大写真

中国商務省は、2012年のレアアースの輸出枠を前年比2.7%増の3万0996トンに設定したと発表した。

環境保護を理由に輸出枠を毎年絞り込んできた中国が、レアアースの輸出枠を増やすのは3年ぶり。

レアアースはハイブリッドカーなどの高性能磁石に必要な素材。中国政府のレアアース輸出規制強化によって、レアアースの価格は高騰が続いていた。一方で、レアアースの輸出について日米欧の各国は中国が不当な輸出規制をしているとしてWTO(世界貿易機関)に提訴した。

更に日本企業は、中国からの調達リスクを分散するため、レアアースを使わない技術開発や、中国以外からレアアースを調達するなどしている。

こうした動きを受けて、今回中国政府はレアアース輸出枠を増やしたと見られる。ただ、日系企業は今後も、調達リスクの高い中国からの輸入量の低減や、レアアース使用量を減らすことに注力する見通し。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 「これかっこよすぎる!」「かなり価格を抑えてる」日本発売のプジョー新型『3008』がSNSで話題
  4. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  5. スバル唯一の海外工場、米SIAが生産600万台達成…今秋生産終了の『レガシィ』ラインオフ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る