欧州トヨタ、リチウムイオン電池のリサイクルを委託契約へ

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トヨタ プリウス+(日本名:プリウスα)
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トヨタ自動車の欧州法人、トヨタモーターヨーロッパ(TME)は8月23日、ベルギーのユミコア(Umicore)社との間で、リチウムイオンバッテリーのリサイクルに関する委託契約を結ぶことで合意したと発表した。

画像:プリウス+とプリウスPHV

ユミコア社は、非鉄金属や工業化学品を取り扱うグローバル企業。トヨタモーターヨーロッパはこのユミコア社に、欧州で販売した『プリウス+』(日本名:『プリウスα』)と『プリウスPHV』が廃車された後、リチウムイオンバッテリーのリサイクルを委託する。

ユミコア社は、二次電池のリサイクルを超高温で行う特許技術を保有。コバルトやニッケル、銅など、二次電池に含まれる有価元素を効率良くかつ、環境に配慮しながら回収できる。この特許技術が評価され、トヨタモーターヨーロッパからの受託契約の合意に至った。

トヨタモーターヨーロッパとユミコア社は現在、最終契約に向けて協議中。

トヨタモーターヨーロッパは2011年10月、2000年以降に欧州で販売されたトヨタとレクサスのハイブリッド車について、二次電池のニッケル水素バッテリーをリサイクルする委託契約を、現地企業と締結している。

《森脇稔》

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