スパイカー、中国企業と資本提携…新型SUV生産へ

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スパイカーのコンセプトカー、SSUV(ジュネーブモーターショー06)
スパイカーのコンセプトカー、SSUV(ジュネーブモーターショー06) 全 1 枚 拡大写真

2011年12月、破産を申請したスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。サーブの元親会社のスパイカー(旧スウェディッシュオートモビル)が、同じくサーブのかつての出資パートナーの中国企業と、資本提携を結ぶことが分かった。

これは8月27日、オランダに本拠を置くスパイカーが発表したもの。サーブのかつての中国出資パートナー、ヤングマン(浙江青年蓮花汽車集団)がスパイカーに出資。合弁会社を設立し、スパイカー車の生産に乗り出す。

ヤングマンの出資額は、1000万ユーロ(約10億円)を予定。これにより、スパイカーの株式の29.9%を取得する。また、両社は「スパイカーP2P」と呼ばれる合弁会社を設立。2014年内に、ジュネーブモーターショー06で初公開したコンセプトカー、スパイカー『SSUV』の市販バージョンとなるSUVを量産する計画だ。

ところで、サーブの元親会社、GMはサーブの中国企業による買収に難色を示したため、ヤングマンによるサーブ買収は実現しなかった。これは、サーブ車に採用されているGMの技術が、中国企業に流出するのを懸念したのが理由である。

《森脇稔》

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