ダイムラーは8月27日、インド、タイ、インドネシアの3か国で、メルセデスベンツのSUVの組み立てを行うと発表した。
今回の3か国でのSUV生産は、米国アラバマ州のタスカルーサ工場から部品をキット状態で出荷し、現地で組み立てるセミノックダウン方式。エンジンやトランスミッションなどのパワートレーンは、ドイツから現地へ向けて輸出される。
3か国では、メルセデスベンツ『Mクラス』を基本に、インドとインドネシアでは、『GLクラス』も組み立てる。Mクラスの生産開始はインドが間もなく、タイとインドネシアは年内の予定。GLクラスは2013年、インドとインドネシアでの組み立てを開始する計画だ。
ダイムラーのウォルフガング・ベルンハルト取締役は、「我々の新型SUVは非常に人気が高い。新興国では需要増が見込めることから、現地生産の拡大を決定した」とコメントしている。