【モスクワモーターショー12】マツダ アテンザ 新型発表…SKYACTIV全面採用

自動車 ニューモデル 新型車
新型マツダ 6 セダン(日本名:アテンザ セダン)
新型マツダ 6 セダン(日本名:アテンザ セダン) 全 8 枚 拡大写真

マツダは8月29日、ロシアで開幕するモスクワモーターショー12において、新型『マツダ6セダン』(日本名:『アテンザセダン』)をワールドプレミアする。

新型の大きなハイライトが、マツダの新世代テクノロジー、「SKYACTIV」の採用。エンジンからトランスミッション、シャシーに至るまで、SKYACTIVを全面的に導入したモデルとなる。

ロシア仕様のエンジンは、「SKYACTIV-G」と呼ばれる直列4気筒の直噴ガソリン2種類。排気量は2.0リットルと2.5リットルが用意された。

すでに、『CX-5』でもお馴染みの2.0リットルは、最大出力150ps/6000rpm、最大トルク21.4kgm/4000rpmを発生。マツダによると、低回転からの豊かなトルク特性を、あらゆる走行シーンで人間の感覚に応じた車両加速度にセッティング。ドライバーがより意のままに操れる、リニアで気持ちのよい上質な走りと優れた燃費性能を実現しているという。

2.5リットルは、新型アテンザが初設定となる。最大出力は192ps/5700rpm、最大トルクは26.1kgm/3250rpm。バランスシャフトを採用し、エンジン振動を低減することで、優れた静粛性も追求する。

トランスミッションは、2.0リットルが6速ATの「SKYACTIV-DRIVE」と6速MTの「SKYACTIV-MT」。2.5リットルには、6速ATのSKYACTIV-DRIVEを組み合わせる。この6速ATは、ドライバーのアクセル操作に応答して、リニアに駆動力や変速スピードが変化するセッティングが施された。

シャシーは「SKYACTIV-CHASSIS」となり、フロントにストラット、リアにマルチリンクサスペンションを採用。きめ細かな造り込みにより、中低速では軽快かつ高速走行時は安定した走行性能を実現する。電動パワーステアリングにも、SKYACTIV-CHASSISが導入される。

「SKYACTIV-BODY」によるボディ構造の強化と、超高張力鋼板の採用による軽量化も実践。ねじり剛性を、現行型比で約30%向上させた。NVH性能では、クラストップレベルの静粛性と、加速時には心が躍るような心地よいエンジンサウンドを提供することに力が注がれた。

マツダの梶山 浩 新型アテンザ開発担当主査は、「新型の開発にあたり、マツダ独自の価値である『走る歓び』を追求。人が車と接する全てのタッチポイントで、あたかもクルマが自分の体の一部であるかのように操れる『意のままに軽快に操る歓び』を徹底的に造り込んだ」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る