デュポン、高機能塗料事業をカーライルに売却

自動車 ビジネス 企業動向

デュポンは、投資ファンドのカーライル・グループにデュポンの高機能塗料事業(DPC)を、49億ドルで売却することで合意したと発表した。手続きは関係当局の承認後、2013年第1四半期に完了する予定。

デュポンの高機能塗料事業部門は、自動車、産業用塗料システムのグローバルサプライヤーで、2012年の売上は40億ドル以上を見込み、雇用従業員数は1万1000人以上。デュポンでは、事業はこれまで成長を続け、堅調な成果をあげているものの、慎重な検討の結果、将来的な成長は、外部であるカーライルへの売却で達成されると判断したと、している。

デュポンは事業売却後、高い収益事業として高い成長が見込まれる農業・栄養健康・高機能素材・バイオテクノロジー事業に経営資源を集中する方針だ。

ただ、デュポンでは「今後も自動車産業に注力していく姿勢である」としている。デュポンは、事業売却完了後の自動車産業への高機能材料による売上高は30億ドル以上と推測。今後も、軽量化技術・環境負荷を低減する冷媒製品・バイオ由来の内装シート表皮材、次世代バイオ燃料など、科学を基礎としたイノベーションを提供していく方針だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
  3. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  4. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  5. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る