デュポン、高機能塗料事業をカーライルに売却

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デュポンは、投資ファンドのカーライル・グループにデュポンの高機能塗料事業(DPC)を、49億ドルで売却することで合意したと発表した。手続きは関係当局の承認後、2013年第1四半期に完了する予定。

デュポンの高機能塗料事業部門は、自動車、産業用塗料システムのグローバルサプライヤーで、2012年の売上は40億ドル以上を見込み、雇用従業員数は1万1000人以上。デュポンでは、事業はこれまで成長を続け、堅調な成果をあげているものの、慎重な検討の結果、将来的な成長は、外部であるカーライルへの売却で達成されると判断したと、している。

デュポンは事業売却後、高い収益事業として高い成長が見込まれる農業・栄養健康・高機能素材・バイオテクノロジー事業に経営資源を集中する方針だ。

ただ、デュポンでは「今後も自動車産業に注力していく姿勢である」としている。デュポンは、事業売却完了後の自動車産業への高機能材料による売上高は30億ドル以上と推測。今後も、軽量化技術・環境負荷を低減する冷媒製品・バイオ由来の内装シート表皮材、次世代バイオ燃料など、科学を基礎としたイノベーションを提供していく方針だ。

《レスポンス編集部》

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