8月のBMWグループ米国販売、MINIは84%増

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MINIカントリーマン(日本名:MINIクロスオーバー)
MINIカントリーマン(日本名:MINIクロスオーバー) 全 5 枚 拡大写真

BMWの米国法人、BMWオブノースアメリカは9月4日、8月の米国新車販売の結果を発表した。BMWとMINIの両ブランド合計で、2万2553台を販売。前年同月比は5.7%減と久しぶりに落ち込んだ。

画像:BMWとMINIの主力車

BMWブランドは、前年同月比19.1%減の1万6835台と2か月連続のマイナス。その内訳は、乗用車系が33.9%減の9919台と大幅減。一方、ライトトラック系(SAV=スポーツ・アクティビティ・ビークル)は18.9%増の6916台と、2か月ぶりに前年実績を上回る。

乗用車系では、『5シリーズ』が1688台を販売。前年同月比は60.7%減と、7月の32%増から一転、大幅なマイナスだ。米国ではクーペとカブリオレだけが設定される『1シリーズ』も、前年同月比25.6%減の477台と不振。『6シリーズ』は118.8%増の453台と大幅増が続く。『3シリーズ』は29.3%減の6206台。

SAVでは、『X3』が前年同月比18.8%増の2829台と、好調を維持。『X5』は21.2%増の3568台、『X6』は5.5%増の519台と販売を回復させた。

MINIブランドは、前年同月比83.9%増の5718台と急増。8月の記録を更新した。ハッチバックのMINI『クーパー/クーパーS』が、48.7%増の2333台と牽引。MINI『カントリーマン』(日本名:MINI『クロスオーバー』)も、219.3%増の2050台と人気を集める。

BMWグループの2012年1‐8月米国新車販売は、前年同期比7.6%増の20万8268台。BMWオブノースアメリカのLudwig Willisch社長兼CEOは、「8月はモデルイヤーの端境期で苦戦。9月以降、野心的な計画に打って出る」とコメントしている。

《森脇稔》

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