【スズキ ワゴンR 新型発表】鈴木会長「やはり1番というのが無くなるのはさみしい」

自動車 ニューモデル 新型車
スズキ・鈴木修会長兼社長
スズキ・鈴木修会長兼社長 全 6 枚 拡大写真

スズキの鈴木修会長兼社長は9月6日都内で開いた新型『ワゴンR』発表会で、「私も軽をずっとやってきたが、やはり1番というのが無くなるのはさみしい」と述べ、2006年度以降、軽市場トップの座を奪われている現状を嘆いた。

鈴木会長は、ダイハツ工業との軽トップ争いが激化してきた2000年代後半、「お行儀の悪い売り方はしない」と宣言。無理して台数を追うのではなく、販売店の収益を重視する路線に舵を切った。この結果、2006年度に軽2位に転落。2011年度の車名販売ではワゴンRが首位をキープしたものの、足元の月間販売ではダイハツ『ミラ』やホンダ『N BOX』の後塵を拝する状況が続いている。

鈴木会長は「他社さんみていると、量を売ったから赤字になったという会社があるわけじゃない。やはり量を売らないと利益がついてこない。1位のメーカーが赤字で量が多いということは絶対ありえないので、やはり経営というのは量と質を追う」と、台数も重視していく考えを示した。

さらに「何でもいいから1番というのが何かあると良いということも事実。あれも5番、あれも4番、あれも2番というんじゃ、いかんということですから、せめてこれだけは1番ですよというのを獲らなくちゃいかんと、それは死守したいと私は思ってます」と強調した。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  2. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  3. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  4. 公取委、ダンロップに行政処分 全天候型タイヤ「安売り阻止」疑い[新聞ウォッチ]
  5. 大胆なブラックバンパーに大反響!ダイハツ『ロッキー』のコンセプトカーを10台限定で市販化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る