マツダの中国現地法人は9月5日、8月の中国における新車販売の結果を公表した。総販売台数は1万6539台。前年同月比は6%減と、5か月連続で前年実績を下回った。
マツダの中国合弁には、第一汽車との合弁の一汽マツダと、長安汽車&フォードモーターとの合弁の長安フォードマツダの2社がある。
2012年1‐8月実績で見ると、一汽マツダが前年同期比11%減の7万8644台。一方、長安フォードマツダのマツダ分は、17%増の5万6214台と大きく伸びた。これは、主力車種の『マツダ3』(日本名:『アクセラ』)が支持されたのが大きい。
マツダの2012年1‐8月中国新車販売は、前年同期比1%減の13万4858台。4月以降、5か月連続の落ち込みが響いた形だ。
マツダの中国法人の山田憲昭会長兼CEOは、「8月の販売結果は、中国市場全体の減速傾向の影響。しかし、『マツダ6』(日本名:『アテンザ』)は売れている。9月以降、『マツダ2』(日本名:『デミオ』)の2012年モデルなどで巻き返す」と語っている。