アウディは9月10日、8月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、8月としては過去最高の10万8100台。前年同月比は14.9％増と、2桁の伸びを維持している。
市場別では、欧州が市場全体の減速傾向に反して、前年同月比8％増の4万7800台と、7か月連続の前年実績超え。このうち、地元ドイツは9％増の2万0180台と、7か月連続で前年実績を上回る。アウディによると、ドイツでは『A1スポーツバック』や新型『A6アバント』や『Q3』の販売が好調だという。
ドイツに続いたのは英国で、前年同月比14.7％増の4144台。フランスは13.8％増の3706台と、3か月ぶりに増加。スペインも7.5％増の2270台と回復した。イタリアは3.9％減の2408台と引き続き不振。ロシアは47.9％増の2972台と、大幅増が続く。
引き続き、大幅成長しているのはアジアパシフィック地域で、8月は前年同月比23.4％増の4万0500台を販売。このうち、中国（香港を含む）は3万4800台を売り上げ、前年同月比は24％増だった。米国は8月としては過去最高の1万1527台を販売し、前年同月比は13％増と伸びている。
アウディの2012年1‐8月世界新車販売は、前年同期比12.7％増の96万1000台。同社のルパート・シュタートラー取締役会会長は、「8月末に新型『A3』を発売。歴代A3としては、最も多くの販売台数が見込める」とコメントしている。
