トヨタ自動車、サイオスのOSSサポートサービスを採用…コスト削減に貢献

自動車 ビジネス 企業動向
OSSサポートサービス「サイオスOSSよろず相談室」
OSSサポートサービス「サイオスOSSよろず相談室」 全 2 枚 拡大写真

サイオステクノロジーは、トヨタ自動車が、自動車生産管理システム「ALC(アセンブリー・ライン・コントロール)」の運用で、同社OSS(オープンソースソフトウェア)サポートサービス「サイオスOSSよろず相談室」を、本格的に採用したことを発表した。

サイオスでは、2007年6月より、企業がOSSを活用する際に発生する課題・トラブルに対し、80種類以上のOSSに関して、テクニカルサポートスタッフが調査結果や回避策、アドバイスを提供するヘルプデスクタイプの有償サポートサービス「サイオスOSSよろず相談室」を提供してきた。

一方トヨタでは、2003年より、生産システムのグローバル化に伴う安定稼動やコスト削減のために、本格的なOSS移行への取り組みを行ってきた。世界13か国の26法人、約40か所のトヨタの車両製造・組み立ての工場で、従業員やロボットなどへの生産指示を行う「ALC」においても、OSSを中心とする構成への刷新を行ってきた。しかし、システム運用において、サーバーメーカーから提供されるサポートのライフサイクルの短さや、安定稼動を優先的に求めるために最新OSSの技術情報への踏み込みが不充分といった点が課題となっていた。

トヨタは、これらの課題を解決するために、2011年6月に「サイオスOSSよろず相談室」を試験的に導入。ハードウェアメーカーに依存しない一元的なサポートや、問題解決のアプローチ、ステップの踏み方に柔軟に対応できる点などを評価し、今回、本格採用の契約を締結した。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
  3. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  4. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  5. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る