【メルセデスベンツ SL65AMG 発売】熟練職人が組み上げる、AMGのこだわり

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AMGのエンジンヘッドプレート(写真はSLS)
AMGのエンジンヘッドプレート(写真はSLS) 全 6 枚 拡大写真

7代目に進化した、メルセデス・ベンツSLのトップグレード『SL65AMG』の日本導入が開始された。

メルセデス・ベンツ日本商品企画・マーケティング部製品広報課の山路聡司さんは、AMGについて、「チューニングメーカーでスタートし、現在はメルセデスの一部門という位置づけです。一言でいうと“男のロマン”ということが出来るでしょう」と話す。「創業者ハンス・ヴェルナー・アウフレヒト、パートナーのエバハルト・メルヒャー、そして、アウフレヒトの出生地であるグローザスバッハの頭文字をとり命名されました」とその由来を語る。

また、エンブレムについては、「現在の本社と開発拠点があるアファルターバッハの街の紋章である、清い水とリンゴの木が、そして、カムシャフトとバルブは卓越したエンジンの開発技術を象徴しています。また、それらを取り囲む月桂樹はモータースポーツでトップを獲るという意味合いがあるのです。これだけでもクルマ好きのロマンのイメージでしょう」と笑う。

更に、ボンネットを開けると、エンジンヘッドにプレートがあるのに気付くだろう。「そこには、このエンブレムとともに、名前が書いてあります。これは、ひとりの職人が最初から最後まで責任をもってエンジンを組み上げたという証しなのです」とし、「いかにもドイツらしいマイスター制がある所以で、未だにAMGが量産できないのにはこういうこだわりがあるからなのです」と述べる。「こういう職人とのつながりを大事にするというのは、ドイツらしさであり、かつ日本の伝統工芸にも通ずるようにも感じます」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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