BMWは9月14日、フランスで9月27日に開幕するパリモーターショー12に、『コンセプト アクティブ ツアラー』を出品すると発表した。
BMWはすでに、『5シリーズ』をベースにした『5シリーズGT』(グランツーリスモ)をラインナップ。この考え方をコンパクトクラスにも反映させたのが、コンセプト アクティブ ツアラーだ。BMWは公表していないが、ベースは新型『1シリーズ』と見られる。
コンセプト アクティブ ツアラーのボディサイズは、全長4350×全幅1834×全高1560mm、ホイールベース2670mm。新型1シリーズ(全長4335×全幅1765×全高1440mm、ホイールベース2690mm)と比較すると、全幅は約70mmワイドで、全高は120mm高い。
このボディサイズを生かして、大人5名がくつろげるゆとりの室内空間を実現。高めのシートポジションが、見晴しの良さをもたらしている。キャラクター的には、MPVと呼べるかもしれない。
パワートレインがプラグインハイブリッドという点も、コンセプト アクティブ ツアラーの大きな特徴。エンジンは新世代の直噴1.5リットル3気筒ガソリンターボ。これにモーターを組み合わせて、トータル出力190psを発生する。
二次電池はリチウムイオンバッテリーで、EVモードでは、30km以上のゼロエミッション走行が可能。エンジンとモーターを併用したフル加速時には、0‐100km/hを8秒以内に駆け抜け、最高速は200km/hに到達する。BMWによると、EVモードの効果もあって、欧州複合モード燃費は40km/リットル、CO2排出量は60g/kmという高い環境性能を実現しているという。