ダイムラーは9月17日、フランスで9月27日に開幕するパリモーターショー12において、メルセデスベンツ『Bクラス エレクトリックドライブ』を初公開すると発表した。
同車は、新型メルセデスベンツ『Bクラス』をベースに開発されたEVコンセプトカー。小型MPVとして定評あるBクラスのスペースユーティリティ性能はそのままに、ゼロエミッション走行を可能にする。
Bクラス エレクトリックドライブの特徴が、リアアクスル前方に設けられた「エナジースペース」と呼ばれる空間。このエナジースペースに二次電池(リチウムイオンバッテリー)をレイアウトすることで、通常のエンジン搭載Bクラスと変わらない室内スペースを実現した。
このリチウムイオンバッテリーの充電は、欧州で一般的な230V方式。400Vの急速チャージャーにも対応する。モーターは、最大出力136psを発生。1回の充電で、最大200km走行できる。
メルセデスベンツは2014年、Bクラス エレクトリックドライブを市販に移す計画。同社は、「新型Bクラスの車台は、エンジンからバッテリーパワー車、燃料電池車まで、幅広く対応」と説明している。