パイオニア、インドネシアに進出…タイ洪水被害でリスク分散

自動車 ビジネス 企業動向

パイオニアは、東南アジア地域での販売・生産体制を強化するため、自動車市場の成長が見込まれるインドネシアに進出すると発表した。

10月上旬にも駐在員事務所を設立し、来春から現地生産を開始する。

同社は、1992年に東南アジア地域にある現地法人の統括管理と製品の製造販売会社「パイオニア・エレクトロニクス・アジアセンター」を、シンガポールに設立し、タイ、マレーシア、インドに販売会社を設立するなど、東南アジア地域での販売・生産体制を拡充してきた。

今回、自動車産業の成長が見込まれるインドネシアに駐在員事務所を設立することで、市販向けカーオーディオの販売体制を強化する。また、購買意欲が高まっている中間所得層に向け、ホームオーディオなどの販売についても今後注力する。

更に、日系自動車メーカーの増産投資が相次ぐインドネシアで、現地のEMS企業に同社製品の製造を委託、自動車メーカー向けビジネスを強化する。委託生産は初年度100万台からスタートし、順次拡大していく。

インドネシアでも現地生産することで、昨年、洪水被害を受けたタイでの一極集中生産に伴うリスクを分散するとともに、コスト競争力を強化し、東南アジアでの事業拡大を目指す。

《レスポンス編集部》

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