【VW up! 発表】クラスを超えた安全性

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VW・up!
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ワールドカーオブザイヤー2012に輝いたVW『up!』が、10月1日より日本でも発売が開始される。

「up!はクルマとしての存在感を徹底的に研ぎ澄ませた、シンプルながらも乗る人を豊かにする新しい時代のスモールカーです」とは、フォルクスワーゲングループジャパンマーケティング本部長の正本嘉宏氏の弁。そして、「環境性能、使いやすいサイズ、そして高い機能性など、既存のスモールカーに求められる基本は全て備えたうえで、従来の概念を覆す大きな特徴を持ったクルマです」と述べ、その特徴とは、「シンプルで品質感の高いデザイン、クラスを超えた安全性、革新的なパッケージング、更に、クラストップレベルの環境性能と動的性能です」とした。

その中でup!最大のセールスポイントは、クラスの常識を超えた高い安全性能だと正本氏。「新時代のスモールカーに相応しく、up!にはこのクラスで初となる先進安全装備“シティエマージェンシーブレーキ”を日本では全車標準装備します」という。具体的には、「時速5km/h以上、30km/h未満の走行中にフロントガラスに搭載されたレーザーセンサーが、前方10m以内に車両など大きい障害物を検知すると、ブレーキがまずスタンバイモードに入ります。その後、ドライバーが回避アクションを取らない場合には、自動的にフルブレーキを掛ける、ないしは、ドライバーのブレーキ操作を積極的にアシストするのです。これにより、渋滞中などに起こりやすい、脇見運転による追突事故などを回避、あるいは衝突の被害を最小限にする最新の安全装備です」と説明。

そしてそれ以外にも、「他のVW車と同様に高いボディ剛性と、衝突安全性を実現。例えばユーロN-CAPではすでに5つ星を獲得していますし、フロントとサイドに4つのエアバッグ、更にESPも標準装備しています。同クラスのクルマで、こういった装備はほとんどオプションであることを考えると、全てが標準装備とすることによって、up!の安全性能は飛躍的に向上し、そして、競合車に対する高いアドバンテージを実現するでしょう」とその実力に自信を見せた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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