【プジョー 208 発表】Bセグメントリーダー奪還のために

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プジョー・208
プジョー・208 全 12 枚 拡大写真

プジョー・シトロエン・ジャポンよりプジョー『208』が発表された。このモデルはBセグメントのリーダーを奪還するために開発されたものである。

オートモビル・プジョーCEOのヴァンサン・ランボー氏は、「208は伝統ある2シリーズの歴史の最新ストーリーです。しかし同時に、208は未来の一部、遠い将来を見据えたストーリーの始まりでもあるのです」と話す。そして、「RE-GENERATION(リジェネレーション)と表現して、プジョーは208で大きなリスクに挑んだのです。それはいままでとは発想の異なる、全く新しいクルマを提供しようという試みでした」とする。

208のようなクルマを発表するのはプジョーにとって大きなチャレンジだったとランボー氏。なぜなら、「208はプジョーブランドの販売の40%を占めるであろう、Bセグメントの最量販モデルにあたるからです。このような状況下での我々の野心は、セグメントリーダーの地位を奪還することにあります」と期待を述べる。そして、「従来からBセグメントモデルは、プジョービジネスの中核を担うと同時に、我々のブランド戦略そのものでもあるのです。ヨーロッパだけでなく、世界中のニーズや予算の異なるすべてのユーザーに、高い価値の製品を提供していきたいと考えています」という。

「開発にあたって、我々が最もこだわったのは、技術的な挑戦を含め、多くの矛盾する目標を達成することでした。例えば、コンパクトさとスペースという相反する要件、CO2排出量などに代表される環境条件、より多くの人々を対象とした訴求力の要件です」とし、「すなわちこのクルマは、性別や年齢を問わず、世界中のすべての人の期待や希望を叶えるものであることが求められたのです。そして、我々はそのようなチャレンジに対する解答を探し出しました。それは過去との関連性を持ちながらも、完全に新しい答えだといえます」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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