富士重工業(スバル)が9月25日に発表したクロスオーバーSUVの『XV』は、日本市場では正式名を『インプレッサXV』とし、インプレッサシリーズの新モデルとして売り出される。
これまで欧州や中国、豪州、米国などの海外で先行投入してきたものの、名称はいずれも『XV』だった。インプレッサと同じプラットホーム(車台)を使用して車格も同等なため、日本では知名度の高いインプレッサのバリエーションとして販売増を狙う。
XVの国内販売計画はモデルサイクルで月間1000台と決して多くないものの、「車名別販売ランキング」ではインプレッサにカウントされる。スバル国内営業本部長の飯田政巳執行役員は、「9月のインプレッサの国内出荷は7000台程度となったので、恐らく(登録車で)ベスト10に入れるのではないか」と期待している。スバル車のベスト10入りは、めったにないのでXVのネーミングの背景には、スバルブランドの強化という狙いも込められている。