後がなくなったマクラーレン

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
マクラーレンのルイス・ハミルトン(2012年シンガポールGP)
マクラーレンのルイス・ハミルトン(2012年シンガポールGP) 全 3 枚 拡大写真

ルイス・ハミルトンが逆転ワールドチャンピオンになるためには、これ以上信頼性のトラブルを起こしてはならないというのがマクラーレンの現状認識だ。

シンガポールGPで発生したギヤボックストラブルの結果、ハミルトンとフェルナンド・アロンソのポイント差は52に開いた。残るレースは6戦だ。マクラーレンは現状の開発レベルは非常に高いが、直近2戦でバトンとハミルトンが相次いでメカニカルな理由でリタイアするなど、信頼性部分で改善すべき点が明らかになりつつある。

チーム代表のマーティン・ウィットマーシュも、ハミルトンのために今なすべきことはリタイアしないマシン作りであることを認める。

「マシンのスピードは文句のないレベルに届いていますが、今季これ以上のリタイアは受け入れられません。シーズンの残りレースを戦う上で非常に重要なのはこの点だと思っています。ルイスには、今年中にあと6回フィニッシュしてもらいたいと思っていますし、ペースで高いレベルを獲得していることを考えれば、これでタイトル獲得は十分可能だと思います」

ハミルトンのシンガポールGPリタイアは、タイトル争いが拮抗しているなか、ハミルトン自身が将来の身の振り方で迷っている最悪のタイミングで発生した。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る