オリックス自動車、日産自動車とカーシェア事業で国内初の協業…新型ノート50台を導入

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日産・ノート X DIG-S
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オリックス自動車は9月25日、日産自動車とカーシェアリング事業で協業し、同社が展開する全国のカーシェアリングおよびレンタカー計42拠点に新型『ノート』50台を導入すると発表した。国内自動車メーカーとカーシェアリング事業の協業は初となる。

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9月3日に発売された新型ノートは、新開発のエコスーパーチャージャーを搭載することでガソリン登録車クラストップの低燃費と気持ちのいい走りを両立、すでに21880台を受注するほどの人気車種となっている。今回導入されるのも、受注の約7割を占めるエコスーパーチャージャー搭載グレード「X DIG-S」となる。

今回、このような協業が行われた背景には、カーシェアリングやレンタカーが車への関心を高める機会となっているということがある。同社広報部は「新車購入を理由にカーシェアリングを退会される方が増えていることや、(トヨタ『86』やルノー『ウインド』などの)変わった車を借りられるレンタカーのサービス『おもしろクルマコレクション』を利用した後に、実際に購入を検討される方が増えている」と説明する。

一方で、試乗をしたくても販売店へは足が向かないという層に対し、十分な試乗をする機会を提供したいという日産自動車側の思惑があった。このような潜在的顧客に対し、24時間無人で利用することが可能なカーシェアリングは、気軽にかつ十分納得するまで試乗するには最適なツールであったことから、今回の協業へとつながった。

同社では今後、全国のカーシェアリングおよびレンタカーの計42拠点に新型ノート50台を導入、10月1日から12月31日の間、新型ノートを特別キャンペーン価格にて利用できる「『新型ノート』体験キャンペーン」を実施する。キャンペーン期間中、カーシェアリングであれば通常の半額で新型ノートを利用することができる。

オリックス自動車は「今後も両社は、お客様の様々なニーズにお応えできるよう、サービスのさらなる向上を図ると ともに、クルマに乗る楽しさを体感いただける機会を提供していく」としている。

《瓜生洋明》

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