【パリモーターショー12】BMW アクティブ ツアラー…小型MPVで新市場開拓

自動車 ニューモデル モーターショー
BMW コンセプト アクティブ ツアラー(パリモーターショー12)
BMW コンセプト アクティブ ツアラー(パリモーターショー12) 全 9 枚 拡大写真

9月27日、フランスで開幕したパリモーターショー12。BMWブースの主役は、『コンセプト アクティブ ツアラー』が務めた。

コンセプト アクティブ ツアラーは、コンパクトボディに広い室内を備えているのが特徴。BMWが近い将来、小型MPV市場への参入を示唆したコンセプトカーだ。

BMWのプレスカンファレンスには、同社のイアン・ロバートソン取締役が登場。「コンセプト アクティブ ツアラーは、BMWが新たな顧客層にアピールする車」と述べた。

セダン、ワゴン、SUV、スポーツカー、コンパクトカーをラインナップするBMW。しかし、小型MPVは初参入のカテゴリーだ。高い運動性能に定評のあるBMW各車だが、イアン・ロバートソン取締役は「このカテゴリーの顧客は快適性と機能性を求める」と言い切った。

小型ボディで広い室内を実現するため、BMWは駆動方式に新たな試みを導入。BMWといえば、これまでFR駆動を基本としてきた。しかし、コンセプト アクティブ ツアラーについて、BMWは「エンジンは後輪を駆動せず、前輪を駆動する」と説明。BMWブランドとして初めて、FF方式を採用すると宣言している。

ただし、コンセプト アクティブ ツアラーのパワートレインはPHV(プラグインハイブリッド)で、フロントにレイアウトした新開発の1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンが、前輪を駆動。リアアクスルに置かれるモーターが後輪を駆動する4WDだ。しかし、PHVではない通常の市販モデルでは、駆動方式はFFを基本にすると見られる。

『1シリーズGT』(仮称)のネーミングで、2013年にも市販される可能性があるコンセプト アクティブ ツアラー。BMWにとっては、新たな挑戦になるのは間違いない。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  5. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る