【パリモーターショー12】マツダ アテンザ ワゴン新型…欧州仕様にはハイパワー版を設定

自動車 ニューモデル モーターショー
新型マツダ 6 ワゴン(日本名:アテンザ ワゴン)(パリモーターショー12)
新型マツダ 6 ワゴン(日本名:アテンザ ワゴン)(パリモーターショー12) 全 18 枚 拡大写真

マツダが9月27日、フランスで開幕したパリモーターショー12で初公開した新型『マツダ6ワゴン』(日本名:『アテンザワゴン』)。欧州におけるエンジンラインナップが公表されている。

新型の大きなハイライトが、マツダの新世代テクノロジー、「SKYACTIV」の採用。エンジンからトランスミッション、シャシーに至るまで、SKYACTIVを全面的に導入したモデルとなる。

欧州仕様のエンジンは、ガソリン3、ディーゼル2の合計5ユニット。ガソリンは「SKYACTIV-G」と呼ばれる直列4気筒の直噴ガソリンで、排気量は2.0リットルと2.5リットル。今回、2.0リットルに高出力版の存在が明らかにされた。

すでに、『CX-5』でもお馴染みの2.0リットルは、欧州向けの「スタンダードパワー」版が、最大出力145ps/6000rpm、最大トルク21.4kgm/4000rpmを発生。これに対して、新設定の「ハイパワー」版は、最大出力165ps/6000rpm、最大トルク21.4kgm/4000rpmを引き出す。最大出力のみ、20ps強化されている。

モスクワモーターショー12で発表済みの2.5リットルは、最大出力192ps/5700rpm、最大トルク26.1kgm/3250rpm。SKYACTIVエンジンで最もパワフルでありながら、バランスシャフトを採用し、エンジン振動を低減することで、優れた静粛性も追求する。

欧州で主力となりそうなディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D 2.2」にも、2種類のチューニングが存在。2.2リットル直列4気筒ターボディーゼルの「スタンダードパワー」版は、最大出力150ps/4500rpm、最大トルク38.7kgm/2000rpmを発生。一方、「ハイパワー」版は、最大出力175ps/4500rpm、最大トルク42.8kgm/2000rpmと、出力は25ps、トルクは4.1kgm引き上げられた。

SKYACTIVエンジンは、環境性能も優秀。アイドリングストップシステムの「i-stop」とマツダ独自の減速エネルギー回生システム、「i-ELOOP」の採用の効果もあって、ディーゼルの「スタンダードパワー」版の場合、欧州複合モード燃費25.64km/リットル、CO2排出量104g/kmを実現している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る