【グッドデザイン12】デンソー、QRコードなどが受賞

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デンソー・QRコード
デンソー・QRコード 全 3 枚 拡大写真

デンソーは、日本デザイン振興会が主催する2012年度グッドデザイン賞で、QRコードなど4点がグッドデザイン賞を受賞したことを発表した。

同社のグッドデザイン賞受賞は1976年に初めて簡易無線装置で受賞して以降、累計113件。1992年から21年連続の受賞となる。

今回受賞したのは「QRコード」「エクセレントナビ NHZD-W62G」「アクア用メーター」「次世代開発のためのクリエイティブコミュニケーションによるモノづくりプロセスの変革」の4点。

QRコードは、94年の発表以来、高い読み取り速度・認識精度から世界標準として採用。デザインを通じて多様な展開にチャレンジし、早くからパブリックドメインとした先見性と、日常生活の中にさりげなく入り込んだ「仕組み」のデザインとして評価された。

エクセレントナビは、スマートフォンとナビゲーションシステムをBluetooth通信でつないで、ナビのパネルでアプリを操作できるなど、システムとしてのスムーズな機能拡張性と、右端にあるダイアルなど、ユーザーインターフェイスが工夫されている点が高く評価された。

アクア用メーターは、エコカーのメーター表示として、バッテリーの放電と回生などハイブリッドシステムの状況や、エコジャッジ機能およびエコウォレット機能の表示を、ドライバーに分かりやすくかつ楽しく伝わるようにデザインされている。メーターの遠視点表示はとても見やすく、運転時の視点移動を最小限に抑えるため、インパネ中央に配されているメーターのポジショニングも、その意図を明快に体現していると感じられ、全体として簡潔で分かりやすい点が評価された。

「仕組み」という分野で受賞した「次世代開発のためのクリエイティブコミュニケーションによるモノづくりプロセスの変革」は、従来型の効率を求めたモノづくりプロセスではなく、オープンな環境で世の中の変化をいち早く察知している社会の有識者とともに、社会的価値の観点でモノ・サービスを創造するという「開発プロセスそのものをデザイン」するもの。デザインの持つ本質的な価値や可能性を認識し、デザインマインドを根付かせる活動のひとつとして評価された。

《纐纈敏也@DAYS》

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