トヨタのEVレーサーが新記録…ニュルのラップタイムを25秒短縮

エコカー EV
トヨタのTMG EV P002。ドイツ・ニュルブルクリンクで7分22秒329のEV最速ラップタイムを記録
トヨタのTMG EV P002。ドイツ・ニュルブルクリンクで7分22秒329のEV最速ラップタイムを記録 全 6 枚 拡大写真

トヨタ自動車の欧州モータースポーツ部門、TMGが開発したEVプロトタイプレーシングカー、『TMG EV P002』。同車がドイツ・ニュルブルクリンクにおいて、EVの最速ラップタイムを記録したことが分かった。

これは10月2日、欧州トヨタが明らかにしたもの。TMG EV P002が、ニュルブルクリンクでタイムアタックを実施。その結果、7分22秒329をマーク。ニュルブルクリンクにおけるEVのコースレコードを更新したのだ。

TMG EV P002の前身モデル、TMG EV P001が2011年8月、ニュルブルクリンクでタイムアタックを実施。7分47秒794で周回し、プジョー『EX1』の9分1秒338を1分以上も上回る、EVのニュルブルクリンク新コースレコードを記録していた。今回は、これを約25秒も短縮する新記録。

TMG EV P002は、英国ラディカル社製のシャシー&ボディをベースに、TMGとEVOエレクトリック社が共同開発したEVパワートレインを搭載。モーターは2個搭載し、最大出力476ps、最大トルク91.8kgmを引き出す。

二次電池は、蓄電容量42kWhのリチウムセラミックバッテリー。軽量ボディとの組み合わせにより、TMG EV P002は最高速255km/hに到達する。

TMG EV P002は2012年8月、米国で開催されたパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに参戦。10分15秒380のタイムでEVクラスを制している。今回、ニュルブルクリンクで、再びTMG EV P002の優れた性能が証明されたことになる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る